こんにちは、月城です。
自分が死んだらブログってどうなると思いますか?サイトは相続できると思いますか?毎月いくらかは稼げる様になってきたので、最近ここが気になり調べてみました。
サイト自体を相続できるのか?相続できた場合は収益やアフェリエイトはどうなるのか?気になることを全てまとめました!
長い記事になったので、お時間ない方は目次からどうぞ!
【一部修正・削除 2017/09/20】
ブログを相続することはできるのか?
ドメインの相続、サイトの相続、収益の相続を分けて取り上げていきます。
ドメインの相続
マイホームにあたる独自ドメインは、きちんとした手続きを踏めば管理者を変更する形で相続することが可能です。
以下は私が契約しているお名前ドットコムからの回答です。
ドメイン管理とドメインを利用したブログの運用は別となりますが
、ドメイン管理については、 NaviにログインしていただくIDおよびパスワードにて管理いただく必要があるため、今後管理を引き継がれる方にIDおよびパスワードをお知らせいただくか、 現在管理しているIDから、 別の新しいIDにドメインを付け替えていただくことができるため、ID付け替えのお手続きをおこなっていただき、 新しいIDで管理を引き継いでいただくかのいずれかとなります。 引用:お名前.com お客様センターからの回答
ちょっとわかりにくいですが、相続人がログインIDとパスワードを管理するならそのまま使い続けて問題なし。っとことですね。
気になる場合は、IDを新しくしてもいいですよ!ってことです。
ただ、独自ドメインの契約が1年単位の更新の場合、葬儀などのゴタゴタて知らないうちに契約期間が切れるという最悪の自体になることもあります。
その場合は取り返しがつきません。
未然に防ぐためには、ある程度稼ぎが出始めたら独自ドメインは5年などの長期で契約することが望ましいです。
また独自ドメインのサイトによっては、手続きが煩雑になることもあるので、ある程度収益確保ができたら自分のドメインを取得してるサイトに問い合わせてみましょう。
はてなブログは?
私ははてなブログでブログを運営していますが、そのはてな自体の規約も気になったので調べてみました。以下利用規約です。
はてなブログの規約
利用者が死亡した時の対応
はてなでは、正確に確認できる登録個人情報が限定されているため、利用者が死亡したとして削除等手続きを遺族や近親者が依頼してきた場合も、利用者の死亡や依頼者が遺族や近親者であるという事実を確認することが困難であることがほとんどである。 そのため、情報削除等の依頼を受けた際には下記のような措置を行う。
- 原則として、利用者のメールアドレスに連絡を行い依頼内容の確認を行う。所定の期間内に返信がない場合には、最低限の表示制限や設定変更等の措置を行う(中略)
ただし、サービスの利用状況によっては、利用者の死亡や依頼者が遺族や近親者であることが確認できる場合もあるため、個別の事情や状況を考慮の上、最終的な対応を決定する。
うーん、はてなの利用規約ですが 「アカウントの譲渡や相続は出来ない」と明言していますが、逆に「死亡しているか明確に確認ができない」としているので、ちょっとややこしいですね。
収益について
多くのブロガーさんが主に収益を上げている以下の4つにを説明します。
- Googleアドセンス
- Amazonアソシエイト
- 楽天
- 各種ASP(アフェリエイト)
※以下わかりやすく相続と書いていますが、実際は譲渡だったり管理者の変更だったりと扱いが違うため注意してください。※
Googleアドセンス
相続は可能です。新規のアカウント管理担当者として登録するだけで、振込口座変更・支払い受取人の変更が行えます。
ただアクセス権を付与するには、Googleアカウントにログインできないといけないため、パスワードなどがわからない場合は相続は困難になります。
Amazonアソシエイト
相続は可能です。こちらは一番簡単!支払い先さえ書き換えれば大丈夫です。ただGoogle同様、パスワードがわかってないと難しいです。
楽天
相続(権利譲渡)不可能。ただしサイト自体を相続した場合は、新たな会員がそのサイトに新しいアフィリエイトリンクを張ることは可能です。
つまり楽天の場合は、サイトが相続できたらカエレバなどのリンクを貼り直せば問題なし!ってことですね!
以下楽天からの回答を載せておきます。
お問い合わせいただいた件ですが、
アフィリエイトサイトは故人の持ち物なので
それ自体は楽天として関知するものではございませんん。サイトに掲載していたアフィリエイトリンクを作成していた会員I
Dは、規約に定めている
とおり譲渡等は不可となります。なお、サイトを相続いただき、
被譲渡者が新たにアフィリエイトリンクを
掲載いただくことは可能でございます。引用:楽天アフェリエイト担当
でも記事が大量になる場合は、このリンク張り替えはかなり手間になるので、こちらが簡単に行えるかどうかは、サイトの規模によるところが大きいでしょう。
各種ASP
相続不可です。サイトオーナー以外にいかなる場合も、その権限を譲渡することはできないとなっていて、どんなに収益が上がっているサイトでも、当人が亡くなったらアカウントは閉鎖されてしまいます。
アフェリエイトで高収益を上げている人は、もったいないですね~。。
ただじゃあ、全く方法がないのか?と思い自分で以下の場合の対処について、業界最大手А8ネットに問い合わせてみました。
- 死亡した当人のアカウントは削除。サイトは配偶者などが相続している場合、新たなサイト運営者がアフェリエイトに登録して新規のアフェリエイトを貼るのは可能か?
ここからは、A8ネットの回答です。
該当のアカウントの削除が完了しますと、A8.
netに登録されていた
サイト情報も削除されます。そのため、第三者が新規メディア会員の
登録をおこない、運営サイトを登録をしたうえで、サイトに広告を掲載
していただくことは問題ございません。引用:A8ネットサポートセンター
つまり手続きは複雑ですが、相続は可能ということになります。
手続き的には、
死亡した当人のアカウントを閉鎖→相続した人が新規のアフェリエイトアカウントを取得→サイト内のアフェリエイトリンクを全て張り替えという順序になります。
ただ新規アカウントということは、A8ネットなどだとランクアップで昇格した分が全てチャラになってしまうため、掲載できない広告がでると収入には影響してきます。
バリューコマースなどのアフェリエイトをよく利用しているならば、ランク特典はないので被害は最小限にすむでしょう。
まとめると・・・
以上のことから、サイトの譲渡さえきちんとできているなら、大半の収益を逃すことなく確保し続けられることがわかりました。
ただブログなどは、放置し続けると当然検索順位も下がるため、日頃から配偶者がある程度ブログ・パソコンの知識がないと、長い収益確保は困難でしょう。
サイトを運営する能力が相続人にない場合は、サイト自体を買い取ってくれる事業者も存在するようなので、そちらを利用するのもありですね。(ただ二束三文で買い叩かれるので、できればそのまま運営を続けていくことがベストです。)
考えられる対策
上記の事を踏まえて、自分に何かある前に家族のためにやっておく対策は、
- パスワードなどの保管場所を配偶者と共有する
- ブログを共同運営など相続しやすい形にしておく
- ドメインなどは余裕をもって長期契約しておく
- パートナーがPC初心者の場合は、使い方を最低限覚えてもらう
- 収益が確保できると思ったら、もろもろ税理士を探して相談しておく
ブログは個人事業主で税金などの手続きも色々面倒なので、早いうちから税理士を探していた方がいいようです。(まだ私もやってませんが・・。)
まあ、餅は餅屋ということで1年間の利益が20万円以上になったら確定申告やその他税金の関係が、色々あるためこの時に一緒に話ておくといいでしょう。
パスワードなどの超重要事項は、配偶者と情報を共有するか死後必ず発見される方法で、残しておきましょう。パスワードやIDがわからないい場合は、相続どころかサイトにすら入れなくなるため、これは必須事項です。
PCに慣れてもらうのは、たぶんこれ意外に一番重要なんじゃないかと思います。
だってパートナーが亡くなって気落ちしている時に、苦手なことをひたすらやるなんて、ただの拷問ですよ。。
まだ30代で自分が死ぬときの準備にとりかかるのは変な感じですが、残していく家族が大切ならやっておかないとですね。
総括
自分の資産の話なんて、専業主婦の時は考えもしませんでしたが、少しづつ成長していくブログを見ていくうちに、気になり調べたことをまとめました。
やっぱりせっかく稼げるようになったんだったら、自分が死んだときそっくりそのまま家族に譲渡したいと思うんですが、なかなか手続きが面倒ですね~。
ただしっかり手続きさえすれば、サイト自体が死んでしまうことは防げるので、リスクヘッジて考えてできる対策はしておきたいところです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!また為になるような事を調べたら、まとめて記事にしますね!
月城