フリーランスという言葉って、「自由でのびのび、自分らしい仕事ができる」って勘違いしたイメージを持っていませんか?
今回は専業ブロガー&アフィリエイターとして、フリーランスで生き抜いている私が、フリーランスのここがやばいくらい辛いよ!甘く見ちゃだめだよ!という所を紹介していきます!
フリーランスがつらい原因って何だ?
そもそも収入に安心感がない
フリーランスが一番辛くなってしまう原因は「お金」です。
毎日会社に行って、指示された仕事をして給料が発生するわけではないので、フリーランスになると『どんな仕事をするのか?』『どうやって仕事をとってくるのか?』を自分で考える必要があります。
また多くのフリーランスの方は『確実に定年まで安定した収入』を持つことはできないため、何をやるにしてもお金の問題がついてきてしまうのです。
人間お金がないと心が荒みますし、行動に焦りがでてしまいます。継続した安定収入を得られないのが、フリーランスになるうえで一番の辛いと感じる原因です。
お金がなくちゃ生活できないからね・・・。これはどの仕事にもついてきちゃう問題だね
明確な休みを決めることが難しい
フリーランスは自由好きな時に休みが取れて羨ましい!!そう感じるかもしれませんが、実際には作業や納期に追われ『1か月間無休』で働くなんてことも珍しくありません。
会社員と違って明確な週休2日という制度もないため、自分のさじ加減を間違えてしまうと、休みのなさから体を壊してしまうフリーランスの方も多いのです。
またフリーランスの仕事の形態よっては「納期」があり、スケジュールがどんなに辛くてもやり遂げなければいけないこともあります。フリーという言葉を使う反面、不自由な部分が多いのが現状なのです。
Twitterやブログ、インスタさえ仕事の一部だからもう24時間仕事しているイメージだよ
税金がつらい!!
税金との向き合い方もフリーランスならでは辛さがあります。
会社員の場合は、給料から天引きになることが多い「住民税」や「所得税」ですが、フリーランスの場合は個人事業主となるため、確定申告を行いその後通知書によって納付額を直接おさめることなります。
これをいわゆる『痛税感』と呼ばれ、まとまった金額が出ていくため最初からわかってはいるももの、毎年懐寂しさや、精神的ダメージを食らうつらい現実の一つです。
税金めっちゃつらい~!!わかってるけど一気に云十万持っていかれるのは泣ける~
相談できる相手が少ない
フリーランスの人は悩みを簡単に友人などに相談できないという悩みを抱えている人が少なくありません。
現在日本のフリーランスの人口は就業者の5%という数字が2019年7月24日に内閣府から出されました。(フリーランス300万人超 内閣府初推計 就業者の5% :日本経済新聞より)
ただ、この中でも本業としてフリーランスをしているのは228万人で、まだ人口の3%にしか満たない、という結果になっています。
つまり今だ、100人に3人ほどしかフリーランスがおらず、一般的な仕事と同じ相談をしても理解されにくいとい現実があります。
人は共感する者に対して、興味を抱きやすい生き物です。
そのため自分にはなかなかイメージできる仕事ではないと、相談してもとんちんかんな答えが返ってきたり、逆に相談したことでストレスを抱える原因となるのです。
「自由で羨ましい!」「自分の好きなことをやれて幸せじゃん」何気ない言葉が、フリーランスにとってつらくなることも少なくないのです。
周りが自分のことを自由や羨ましいと思っている
フリーランスという言葉のイメージから「自由で自分らしく生活をしている」「好きな仕事だけで食べている」と勘違いされることが日常的に起こります。
しかし実際は会社員でないからこそ、ハングリーに仕事を取りに行く必要があったり、他企業に回される案件を自ら下請けとして受けるという場合も多々存在します。
そのため、周りの勝手なイメージや、縛られていないというささやかな嫉妬から、言葉の棘で傷つき辛くなってしまう人もいるのです。
雑務を含めすべて一人でやらなきゃいけない
フリーランスになると、営業・事務・経理などすべての業務をたった一人でやることになります。
経理や事務などはお金を払えば、外注することもできますが、それでも月々の固定費を上げない努力をするためには、できることは自分でやっていくことが必須です。
パソコンなどの仕事道具が壊れても、自分でメンテナンスから修理などをする必要がありますし、人を雇うとなると自分で募集をかけて採用するまでを担当しなくてはいけません。
フリーランスをよく「1人会社」と呼ぶ通り、普通の会社で行われているほぼすての業務を1人でこなしていく必要があるのです。
フリーランスになる前に知っておきたいこと
クレジットカードが作りづらくなる
フリーランスはいまだ社会的信用度が低いため、クレジットカードの審査に通りにくいという傾向があります。もし現在まだ前職に務めているなら、作っておきたいクレジットカードは今のうちに作っておき、安心材料をもっておきましょう。
住宅ローンや車のローンなど組みにくい
クレジットカードだけでなくローンが組みにくくなるのも、フリーランスの一つの特徴です。仕事に波があるという認識を持たれることが多いため、銀行などに行きローンを組もうと思っても渋い顔をされてしまうのです。
このため車なら現金で買えるようにしておく、住宅なら頭金をたくさん出せるように計画する、など対処法はありますがフリーランスになる前に知っておいて欲しいリスクの一つです。
賃貸の審査に落ちやすい
住宅ローンだけでなく、賃貸についても審査が通らなかったり拒否されることがあります。
前職にまだついていて、引っ越しを考えているなら「先に引っ越しておいて」そのあと仕事をやめる、またはまだ有給消化中に住居を探すなど工夫をすると、面倒なことにならずに済みます。
これはちゃんとして確定申告なんかの収入証明を見せれば解決することも多いんだって!
あとは、自宅を事務所兼にするかどうかも一つのポイントだね
フリーランスがつらい状況から抜け出すには
お金という安心感を得ること
フリーランスなり、一番心が安定する方法は「貯金」という安心感を作ることです。「あと10年はこの貯金があれば生きられる」「もし今仕事がなくなっても、これだけの期間は耐えられる」こんな安心感があれば、仕事へのモチベーションや焦燥感を和らげることに繋がります。
いくら貯めればよいかは人により異なりますが、もしフリーランスに憧れているなら「最低1年分の貯金」をためてから活動することをおすすめします。
1年あれば盛り返すことができることがたくさんあります。年収300万円の人は300万。年収400万の人は400万が目安です。
自分が働かなくてもいい仕組みを作ること
フリーランスの一番の悩みどころは、自分が稼働しないと給料が入らない点です。そのためフリーとして活動するなら絶対に「自分が働かなくてもお金が入ってくる仕組み」を作り上げることを考えておきましょう。
ブログ・アフィリエイトも不労収入の一つです。プログラミングを組みボットに何かやらせるのも一つの方法です。
貯金がある人は不動産収入というのもありかもしれません。
フリーランスには「傷病手当金」などもないため、常にリスクが付きまとう仕事でもあります。稼働しなくてもお金が入ってくる仕組みや、自分が働かなくても仕事が滞らない仕組みを作ることが結果的に一番の精神的支えになってくれます。
オンオフをしっかり分けること
オンオフをしっかり分けることを考えておきましょう。
フリーランスになったからこそ、子供との時間を大切にした。子どもともっと遊んであげたいと思っていたはずなのに、終わりのない日々の仕事に追われてしまい結果的にオフがずっとないという人も少なくないのです。
仕事にメリハリをつけるためにも、1週間のうち日曜日は好きなことして過ごす。平日の夕方は家族と過ごす時間を大切にするといった、明確な基準を決めることが結果的にオンオフ切り替えに役立ちます。
フリーランスを目指す人たちへ
元々専業主婦から、兼業ブログー、そして専業ブロガー(フリーランス)となった私ですが、フリーランスになって一番辛いと感じたのは
「安定しない収入の上に成り立つ生活の不安定さ」です。
Google指針しだいでは、いつブログの収入が0になるかわかりません。またこれからどうやっていくか?どんな風に時間を使うかも、私次第であり「誰かに支持されたことをやる」という概念がこの仕事にはありません。
自分で決めたことを、自分の裁量でやり続ける
迷っても、つらくても、進み続けるしかない。
フリーランスブロガーになり、これが今一番辛いと感じることです。
ですが、当然嫌なことばかりではありません。
自分が頑張れば頑張っただけ、収入は青天井で増えていくのもフリーランスならではの魅力です。そして、どんな仕事にも食らいつくガッツも、この仕事をしたからこそ生まれた一つの感性です。
フリーランスはキラキラした自由な仕事というよりは、私は実際感じるのは「どんなことにもアンテナを張り、泥臭く頑張るガッツのいる仕事」 です。
フリーランスなれば辛い事、大変なことは色々あります。リスクを知らずにこの世界に入ってしまうと「こんなつもりじゃなかった!」「こんなはずじゃなかった!」となる前に、ぜひリスクをしっかり押さえて、覚悟を決めてフリーランスになってください。
月城