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人と比べる5つの原因と対処法!なぜ人は比べることをやめられない?

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あの子の方が可愛いから、あいつの方が優秀だから、人は何かにつけて自分と他人を比較して一喜一憂する癖があります。

よく自己啓発などに「自分は自分だから、人と比べるのはナンセンス」といった言葉を目にしますが、どうして私たちは『誰か』と『自分』を比べることをやめられないでしょうか?

今回は『人と自分を比べてしまう原因と、比べることをやめられない人へ』少しだけ生き方が楽になる方法を綴っていきます。

 

ちなみにこれを書いている本人も、他人と比べることで自分を保ってきて、約10数年前にそれが破綻し精神を病んだものです。他人と比べ続けることがどんなに恐ろしいかも最後に体験談として綴っていきますので、そちらも合わせてどうぞ。


なぜ人は比べることをやめられないのか?

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人が自分と他人とを比べることをやめられないのは、「優越感」か「劣等感」かどちらかに依存しているからです。

優越感に依存している人は「○○より勝っているから、自分にはこんな価値がある」「○○だから自分は優れている」という、目に見えてわかる成果に固執しています。

反対に劣等感に依存している人は「○○よりも、自分はなにもできない」「自分はこんな奴だから誰からも相手にされない」とあきらめの方向に自分の心を向け、「思うようにならない現実」の原因を劣等感から探しています。

比較することがやめられないのは、どちらの場合も「それ以外に自分を確立するものが」ないためです。

確かな自分を自分が見いだせていないから、他人と自分を計り比べることで『自分』というものを認識しているのです。

 

人と比べてしまう原因とは?

そもそも誰かと比較しないと不安になってしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか?人と比べてしまう対処法を見ていく前に、人と比べてしまう原因を探っていきましょう。

原因①:比べられているから

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私たちは生まれた時から、たくさんの『比較』と共存しながら生きています。

お受験、進学、いい就職先。そして年収やお金持ちとの結婚など。親戚が集まるような場所や、同窓会など、一定の共通点を持つ人たちが集まる場面では、よくこんな「比較」がなされています。

もちろんこういった集まりは、たまにしかありません。
しかし親や周囲の人、学校や職場などの環境が、こんな「比較」を普通に行っているならば、自分自身もその影響を受けてしまうことがあるでしょう。

例えば、人は目に見える分かりやすい「数字」が大好きです。
100点、一番、10キロ減量、偏差値○○etc・・・
ネットでもテレビでも、目を引く広告にはすべて、数字が含まれています。

これは数字が「比べて違いが分かりやすい」から、そして人が潜在的になにかを比較するのが大好きだからといえます。

こういう社会にいれば、どうしてもつい、なんでも比べてしまいがち。それも当然のことなのです。

原因②:自分に自信がないから

人と自分を常に比べている人というのは、本当は自分に自信がありません。
今の自分に満足していない。だから自分より劣っているところを相手に見つけて、「あーそこは私のほうが上だわ」と安心する材料をいつも探しています。

例えば最近「○○ランニング」とネーミングされるような、おしゃれなランニングコースが増えていますが、そこを走っている人を想像してみてください。

走ることが単純に好きで、自分のタイムを良くすることや、距離を増やすことを目標にしている人は、隣を誰かが追い抜いて行っても気になりません。

でも、自信がなくておどおどしている人は「あの子のウエアのほうが可愛いわ」「あの人よりは私のほうが早く一周できるわね」などと、常に「比べながら」走っている訳です。

自分に自信を持てれば、他人と比較して優越感に浸らなくても自分自身を確立することができます。ですが自信がないからこそ、他人と比較してその対比で自分を判断するしか方法がなくなっているのです。

原因③:自分のものさしを持っていないから

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比較しがちな人と言うのは、自分自身の確固たる信念を持ち合わせていません。世の中の計りや一般的な基準、相手や世間一般の「ものさし」に常に振り回され続けています。

よく男性がステータスシンボルとして購入するのが、車や時計です。
これは見た目で価格が分かりやすく、所有していることを人に示しやすいもの。
この場合、「金額」という基準で比較し、人から「あいつは自分より上だな」と「計って」欲しいわけです。

でも比較するということに、重きをおいていない人の場合はどうでしょうか。
もしかすると、初めてのお給料で買った時計を、初心を忘れないようにと大事に使っているかもしれません。または、父親の形見の時計を大切に身に着けている、という人もいるでしょう。

こういった人と言うのは、自分独自の「基準」があり、信念を持ってその「時計」を選んでいると言えるのではないでしょうか。

ですから人から見て分かりやすいブランド品や高級品で、自分を武装している人と言うのは、比較はするけれど自分のものさしを持っていない、流されやすい人なのだと分かるでしょう。

原因④:妬み、嫉みを深く持つ性格だから

人には持って生まれた、性格や特徴があります。
食べ物の好き嫌いや体質なども含めて、親に似ることも多いものですが、全く両親と違う場合も少なくありません。

つまり持って生まれたその人の性質が、少し神経質なものなのか、また周りのことを敏感に感じ取ってしまうのか、といったことも人とつい自分を比べてしまう原因となります。

そういう人は、何をしていても他人の目が気になり、人からみて見劣りしないか気にしたり、隣の子よりも少しでも良く見られようとしたりします。
そして自分のほうが劣っていると判断すると、勝手に相手を妬んだり、そのことで相手を恨んだりするのです。

気質は生まれついたものなので変えられるものではありませんが、自分の性質を知り対処することはできます。生まれ持った原因なんて…と嘆く前に『じゃあ、どうやって抗うか?』を考えてください。

原因⑤:合わせないと不安だから

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周りに合わせることを気にしすぎるのも、人と比べてしまう原因となります。

そもそも「合わせる」という気持ちは、実は「比べる」ことから始まっていることにお気づきでしょうか?
そうです、周囲の人と自分を「見比べて」同じくらいの体重、同じような髪型、メイクも○○ちゃんと同じように・・・と、比較のオンパレードで成り立っているのです。

それでも、比較しマネする相手がタレントやモデルだったり、自分よりかわいいと感じている友達だった時には嫉妬心が芽生えますし、妬んだりもしてしまうでしょう。

こう考えてみると、この「合わせる、真似る」という行動もまた、つい比べてしまう原因のひとつとなっていることが分かるはずです。

人と比べることをやめられない人への対処法!

人と比べ続けるのはとてもくたびれる行為です。だって自分が他人と自分を比較する時多くの場合『比べる人の眩しい点』が目についてしまうのですから。

だからこそ、比べることを辞められない人は次第に疲れ切ってしまします。今回はそんな不毛なことを辞める対処法を綴っていきます。

方法①: 比べていることに気づく

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まずファーストステップは、『自分はよく他人と比較するする癖がある』という事を認識しましょう。
人と比べることで疲れている人は、それが癖になっているのに、実はなかなか自覚がありません。いつのまにか比較していて、優劣をジャッジし、そしてその結果で一喜一憂しているのです。

通勤途中で誰かの服装を見て、「あの服かっこ悪い」
職場の恋バナで「(○○ちゃんの彼氏は将来性ないな~。うちの彼氏は…)」

学校のテストの返却の時「ねえ、ねえ、どうだった?(自分より上?それとも下?」
こんな風に、ごく当たり前に周りのことを気にして、自分より上か下かを判断してはいませんか?

心当たりがある方は、まず自分がどんな時に比較しているか?そして比較している自覚が出来たら、自分の下したジャッジにどう感じているか?を深く自分に問いかけてみましょう。

方法②: 比べることの弊害について考える

さてここで問題です。そもそも『人と自分を比較すること』の弊害は何でしょうか?そして、どうして比較することを辞めなくてはいけないのでしょうか?

それは、比べることで自分という軸がなくなってしまうからです。

例えば、誰かと比べて自分が上、ということで、自信を保っているとします。
ですがもし、どうやってもその人に負けてしまう、と思い知った時あなたはどうなるとおもいますか?

答えは簡単です。自分の軸がないため、いきなり自分の足元がガラガラと崩れ落ち、自分がどこに立っているのか?どこを拠り所にすればよいのか?がわからなくなり、激しい不安に襲われるでしょう。

なぜなら、持っている自分自身の力そのものに自信があったのではなく、「○○より、優れていることが自信」だったからです。

比べることが一般化していくる弊害は、自分の中の『当り前』や『常識』が変わった時にいきなり訪れます。そしてなによりもあなたへ、激しい衝撃を与えることでしょう。

つい人と比べてしまうという人は、自分が比べていることに気づいた後、『その基準に頼ることがどれだけ恐ろしいことか』をしっかりと感じてください。

方法③: 比較をやめたらどれだけ楽か気付く

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比較することは怖いことだ、という事を深く心に刻んだら次は、比較を辞めたらどのくらい心が楽になるのか考えてみましょう。
全てに優劣をつけ、自分がそれより上か下か、そんなことばかり考えていては、気持ちがいつもざわついて、いらいらして当然です。つまり常に比較をしている人と言うのは、心が休まることがありません。

誰でも、「負けている」「劣っている」と感じれば、嫌な気分になるものです。それに加えて、相手を憎んだり妬んだりしてしまうのですから、心がくたびれ果ててしまうのです。

だから、まず比較をやめたらどんな気持ちになれるか想像してください。

テストの答案が返って来たとき、周りの様子を伺うのをやめて「自分はどこを間違えたのか?どこの答えはあっていたのか?自分のテスト勉強の成果はでていたのか?」といった所にフォーカスし自分の出来を自分で判断します。

同僚とランチにでかけた時、相手のバックのブランドやコートのブランド、彼氏のスペックに気に欠けるのではなく、この友達と過ごして自分はどんな風に感じているかについて考えます

すると、上か下か勝っているのか劣っているのかしか見えていなかった時とは、全く違った景色を見ることができるはずです。

比べることをやめれば、人生は格段に生きやすくなります。

そう簡単にはでない、比べることをやめられないなんて呟く前に、ぜひどれだけ自分の心が喜ぶか想像してみてください。

方法④:比べることのできない特徴を持つ

比較することを簡単にやめることが出来ないなら、いっそ誰からも比べられない、あなた独自の「特徴」を持ってみましょう。

例えば『魚類についてとても詳しく、話やイラストが得意で面白い人、は誰でしょうか?』
さて、あなたは誰を思い浮かべましたか?

たぶん頭にハコフグを被って、ちょっと声の特徴的な、あるタレントさんの姿が思い浮かんだのではありませんか?

誰かと比較しなくてすむ特徴なんて、そんな簡単には身に着けられない!と思ったあなた、それは違います。あなたは生きているだけで『あなた自身しか経験できないこと』をたくさん持っています。

ごく普通の家庭に育ち、特にこれといった特徴なんてないという人は「そもそも今時「普通」と呼べる家庭に育った偉大さ」に気づいていません。

アニメ好き・漫画好きな人は、人には負けないジャンルや、ある漫画家さん、ある声優さんについて、誰にも負けない知識を持っているかもしれません。

比べることのできない特徴や特技は、自分で見つけていくしかありません。

でもその特徴を『認識できるか』で、価値は全く変わってきてしまうのです。

何も持っていない人はいない。その言葉を合言葉に、自分にはどんな可能性があるのか?どんな気づかぬオンリーワンを探してみましょう。

方法⑥:SNSを制限する

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人と比べる自分に嫌気がさしているなら、一番他人との比較がしやすいSNSを手放してみましょう。

何気ない投稿の裏に隠された自慢やマウンティング、そして自分も同じように何気ない投稿に見せ『こんなに充実している』というというアピール。

見る方もUPするほうも、どちらも真実とは違う場所で比べたり、比べられたりするため次第に、他人との比較をやめられない人はより一層疲れ果ててしまいます。

SNSと全く縁を切ることが難しいなら、朝の通勤時間だけ、夜の眠る前だけと一定の時間を決めて接するようにしましょう。

自ら取り入れる情報を制限することも、自分を守るためや他人との比較を辞めるためには必要なステップです。 

つい他人と自分を比較してしまう人へ~比較して自分をなくした体験談~

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私自身、昔は人と比べることで己を保ってきました。

塾の順位はいつも5位以内、特選クラスに入っていることが自分の中で誇りでした。高校は受験勉強を頑張り、地元でも有数の進学校へ入学した時は、心から嬉しかったし、大きな優越感にも浸っていました。

しかし、『人と比べて、勝っていること』でしか自分の価値を見いだせなかった私は、進学校のレベルには歯が立たず、見事落ちこぼれに変身すると一気に自分の価値が見えなくなってしまいました。

 

自分自身を支えていた根本的な柱が『他人より優れた優等生である』という事だったため、精神的支柱をなくした私は、心を深く病んでいくことになったのです。

 

誰かと自分を比べることで、私たちはお手軽な安心感を手に入れることができます。

○○ちゃんより、テストの点がいいから、いい学校に通っているんだから、私自身には価値がある。そんな本当は何の根拠もない安心感は、その比較が成り立っていれば、永遠に自分を支えてくれるように感じます。

しかし、ひとたび変化が起これば本当に脆く儚く、自分というものが崩れ去ってしまいます。

 

他人と比較して、自分を保っているのは危険です。

 

比較する相手が、自分より優秀になれば、自分が劣ってしまえば、自分の根本的な部分がひっくり返ることになります。

 

他人と比較してしか、自らを認識できないのは危険です。

 

判断する物差しがなくなった時、自分はどこにいるのか?自分とはなんなのか?というアイデンティティーが一気に崩壊してしまうのですから。

比較することがやめられないあなたへ、他人の目がどうしても気になってしまう君へ。

比較すること・比べることをすぐにやめて、自分を見つめることは簡単にはできないかもしれません。

ただ、「あ、、今また自分は他人と自分を、勝手な物差しで測ったな。」という事は認識することはできるはずです。

まずは、どんな時に自分がマイ物差しを心の中から出すのか知ってください。そして自分なりのタイミングが分かった時、初めて「比べるのってめんどくさいよね」「優劣にそんな意味はあったけ?」と自分に疑問を投げかけてみましょう。

他人と比べることをやめると、気持ちが楽になります、他人と比べることを辞めるとイライラすることが減ります。自分をご機嫌にするためにぜひまず、比較することを手放してください。

 

この記事が、だれかと比べて心から血を流してしまうあなたへ届くことを願って。

 

月城

 

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月城
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アラサー主婦が専業主婦を卒業するため奮闘します。漫画・ドラマ・ヘルスヘアたまに昔話などを綴っていきます。
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