不器用で、甘えん坊で大好きな君へ
突然すぎるお別れが寂しいよ。
虹の橋があるそこは、もう苦しくありませんか?
仕事と育児に追われて、病気の発見が遅れてしまったママを君は恨んでいますか?
でも、ほんの少しでも、ほんのちょっとの間でも、君の病気に向きあう時間をもらえてよかった。頑張ってくれてありがとう。
峠を乗り越え、やっとご飯も食べてくれるようになったのに、すぐにまた肺に水が溜まっちゃったね。それでも、なでられると嬉しそうに、喉を鳴らしてくれたよね。
薬を飲むのが大変で、やっと最近チュールで上手に飲めるようになってたね。
それでも、頑張ったけど、3度目の肺水腫は、乗り越えられなかったね。ママがもう少しはやく病院に連れていけていたら、もう少し長く生きてくれたのかな?もうちょっとでも、もう少しでも一緒にいたかったよ。
最期の時は、心臓マッサージをされて、肺から水を抜くためにくために、逆さになって振り下ろされている姿が、目に焼き付いてまだ離れてくれません。最後の瞬間は、おだやかにみんなで送り出してあげたかったなぁ。
あんなに苦しくて、痛そうで、大変なお別れはいやだよう。
まだたった6歳で、旅立つなんて早すぎるよ。
気づくのが遅れてごめん。最期の時なぜてあげられなくてごめん。
不器用で、甘えん坊で、怖がりで、家族以外に全くなれない君が、大好きだったよ。
もし本当に虹の橋があるなら、そこでゆっくり待っていてください。きっとそこにいる子たちは怖くないから、新しいお友達もできるかもね。そしたら、また紹介してね。
大切な時間を、一緒に過ごしてくれてありがとう。
大好きな君へ、虹の橋もとで待つ君へ、待っていてください。ちょっと時間はかかるけど、またみんなで暮らそうね。
大好きな君へ、後悔ばかりが残ってしまうお別れになってしまったけど、たくさんたくさん泣いたら、また元気な頃の姿を思い出して、ちゃんと笑うから心配しないで。
大好きな君へ、臆病だから怖がりだから、きっと今は寂しいと思うけど、いつかまた必ず会おう。
きらめく時間を共に過ごせたことに、精一杯の感謝を込めて。
2018年11月21日