専業主婦でも保育園に預ける方法はあると思いますか?
今回は、私自身が悩みに悩んだ保育園事情と、どうやったら専業主婦でも保育園に預けることができるのか、を具体的に掘り下げていきます。
専業主婦でも保育園に預けることはできます。ただ、色々なことを考え、どの方法が自分たち家族に適しているか考えてください。
また私自身、大きな声では言えませんが育児が辛い、苦しいと感じることが多かったので、同じ気持ちのお母さんへ向けてこんな記事も書いています。同じ気持ちで苦しんでいる方がいたらぜひ合わせてお読みください。
目次
知っておきたい保育園の定義
まず専業主婦でも保育園に預ける方法を知る前に、そもそも保育園のシステムについて少し見ていきましょう。
保育園に預けることができるのは『保育に欠ける子』という条件があります。
わかりやすい例を挙げると、両親が共働きの家庭の1歳児は、『両親が仕事のため保育が難しい』となり、持病があり育児がままならない人は『病気のため保育が難しい』という条件にあてはまることになります。
また保育園はどこでも入園できるわけではなく、住んでいる自治体内と決められています。つまり○○市に住んでいる場合は、○○市の保育園を利用することになり、どんなに隣の××市に空きがあっても入ることはできないのです。
ただこの条件は『認可保育園』のみに当てはまることなので、認可外保育園ならこの定義はありません。
認可外保育園なら専業主婦の方でも、預けられるためすぐに保育が必要な場合や金銭的に余裕がある場合はこちらを考えるのも手です。
専業主婦が保育園に預かってほしいなんて、ダメだ!!という人がいますが、私はそういう人がもっと減ることが、育児が楽になる方法だと思っています
専業主婦でも保育園に預ける方法
ここからは、専業主婦でも保育園に預けることができる方法を具体的に示していきます。
認可外保育園に預ける
認可外保育園になら、専業主婦の人でも問題なく子供を預けることができます。
ただし認可保育園よりも金額が高くなることが多いため、認可外保育園に預ける場合は、自分たちの家計と預けるメリットをよく考えつつ判断する必要があります。
自治体によっても違いますが、一般的に認可保育園では『月額35,000円~55,000円』となりますが、認可外保育園では『月額50,000円~70,000円』となり2万円~4万円ほどの差があります。
※2019年10月から幼児教育無償化となるため、認可外保育のでも補助金額が上がりました。しかし専業主婦(主夫)家庭では、補助金の対象外となっているため、実質の負担は2019年10月以降も変わりません。
専業主婦から個人事業主になる
『開業届』を出し個人事業主となれば、職に就いていることなるので問題なく保育園に預けることができます。開業届は税務署で無料で出すことができ、審査も特にありません。
つまりまだ利益は出ていなくても、ブロガーとしてブログを運営ているというだけで、十分開業届は出すことができるのです。
また開業届を出してしまったら、夫の扶養から外れてしまうのでは?感じる人もいますが、収入が130万以下なら開業届を出しても扶養に入り続けることはできます。
開業届は以下のページから印刷することができます。
開業届を出したら確定申告しないと、、という人がいますが、そもそも申告義務は全員にあります。在宅ワークを始めるなら、早めに出しておいた方いいでしょう
診断書が取れないか考える
もし保育園に預けたい理由が、子供との接する時間の長さで、自分自身が疲弊しているからだとしたら、精神科や心療内科に行き診断書を書いてもらえないか検討してください。
保育園の点数は働いている人よりは低くはなりますが、それでも保育が難しいという診断書をもらうことができれば、申し込みすることができます。(月城もこの診断書もあり、保育園の入園が認められました)
子どもと接する時間が辛いや、子供の泣き声に発狂したくなるということが続くようなら、まずは出産した産婦人科に健診の際などに、病院を紹介してもらうのも方法です。
診断書をもらうのは一般的とは言えませんが、もともとの持病で保育が辛い場合は積極的に動くことも必要です。
保育園激戦区から引っ越す
もし今すぐどしても保育園に預けたいと考えているなら、引っ越しをして『保育園激戦区』から抜け出すのも一つの方法です。
保育園の制度は自治体によって大きく違う所もあり、実はここは激戦区だけど隣の自治体はそうでもないといことがあるのです。
引っ越しとなると大きな労力を要しますが、自分が知っている選択肢を増やすのは悪いことではないので、『どうしても入れないなら、こんな方法もある!』という程度に考えておきましょう。
この方法を試す場合は必ず引っ越し予定の自治体に連絡し保育園の状況を知っておきましょう。
2歳から入れる幼稚園を探す
どうしても現状で保育園に入れない場合は、2歳からの4年保育を行っている幼稚園を探すのも現実的な方法です。
幼稚園により募集要項は異なり、また人数も一クラス5名など少数の募集が、少しずつ実施している幼稚園も増え始めました。
名称も2歳児クラス・年少小・満三歳児クラスなど、幼稚園によって異なりますので、まずは地域の幼稚園が、このような取り組みを行っているかどうかの確認からはじめましょう。
月城がプレ保育を受けていた幼稚園も『こども園』となり、娘ちゃんが幼稚園に入るタイミングで定員・5人の2歳児クラスが出来ました。
園によっては就労証明書がないとダメな場合もあるから、気になる園に直接確認が一番正確だよ!
保育園に預けなくても、専業主婦が子供と少し距離を取る方法
ここからは、保育園に預ける以外に専業主婦が、少しだけ子供と離れる方法を書いていきます。
小さな子供のお世話は疲れて当然!たまには息抜きしないとお母さんが持ちません!保育園に預けるのが難しいなと感じるなら、あなたに合った方法を見つけてください。
ベビーシッターさんを頼む 3000円~
どうしても子どもと少し離れたい時は、ベビーシッターを頼むのも方法の一つです。
30万人が登録している『キッズライン』では、1時間1000円~子供のお世話をお願いできます。
実際には、手数料やシッターさんの交通費は別途徴収されることになりますが、それでもまだ保育園に入れることがでできない時は、選択肢の一つとして考えておきたい方法です。
ファミリーサポートを利用する 1000円~
ファミリーサポートとは、地域で子育てを助け合う活動です。自治体が主体となり、支援してほしい家庭と、支援をしたい家庭を繋ぐ役割を果たしてくれます。
金額は1時間700円~1500円ほどと、ベビーシッターをお願いするよりは低価格ですみます。ただファミリーサポート会員になるための資格は特に必要がないため、有資格者の方が安心できるという場合は、少しお金がかかっても自分に適したベビーシッターさんにお願いする方が安心できるでしょう。
一時保育に預ける 2000円~
一時保育とは保育園などを利用していない家庭が、一時的に子供を預かってもらえる制度です。
- 非定型保育(就労や介護などの理由で断続的に預かってもらう)
- 緊急保育(入院・冠婚操作で一時的に預かってもらう)
- リフレッシュ保育(育児による心身の負担を減らすため預かってもらう)
主にこの3つの目的で分けられています。認可保育以外でも、定員数を割っている認可外保育園で実施していることもあるため、まずは実施している保育園を自治体で確認しましょう。
金額は2000円~5000円と認可・認可外や地域でもかなり前後するため、ここも合わせて聞いておきましょう。
月城もこの一時保育を利用していました。1歳の娘とたった6時間離れるだけでも、気持ち的にはだいぶゆとりができたので是非積極的に利用してみてください。
実家に預ける 0円~
実の両親や義理の両親と仲が良いなら、一時的に預かってもらえないか検討してみましょう。
実家に預かってもらうなら、基本的に預けるのにお金はかかりませんし、中には久しぶりに孫とたっぷり遊べたという親孝行の一環となる可能性もあります。ただ親しき中にも礼儀ありということを忘れず、預けた後はお礼や手土産などを持参して助かった気持ち素直に表現しておくと、今後また困った時に預けやすくなります。
私自身も実家にめちゃくちゃ助けてもらいました!でも当たり前と感じず、ちゃんと感謝の気持ちを持つことが大事だなと実感しています!
自分が入院する 疾病次第
最終手段ですがこういう方法もあるんだよ~程度に考えておきましょう。
精神疾患や、持病を抱えつつ子どもを育てているお母さんなら、体と心が限界に達する前に相談できる医療関係者に現状を包み隠さず伝えることも、お母さんの逃げ道として必要です。
『そんなこと言ったら、おかしいとおもわれるのではないか?』『子育ての苦労はみんな同じなんだから自分だけ弱音を吐けない』と自分を追い込む前に、第三者から見て限界かどうかを判断してもらうことも大事です。
私自身も追い詰められすぎて、医療措置として入院をして3日ほど一度娘から離れたことがありました。
専業主婦だった私が、0歳の娘を保育園待機児童に登録した訳
私自身娘が生後7か月ごろから保活をはじめ、収入はまだ0円でしたが、保育園入園待ちの状態まで行きました。
しかし、その後私自身の持病の悪化から、そもそも保育園に送り迎えすることができなくなり(手術と入院が決まった)結果的にタイミングを逃し月城家は、ゼーハー言いながら幼稚園が始まるまでワンオペ育児でつないでいくことになりました。
しかし、その時の経験から『専業主婦でも保育園に入れることは、その人の環境によっては不可能ではない』
そして娘が幼稚園に行き、適度な距離を保てるようになった今だからこそ『あの時保育園に入れて、もう少し娘と距離を取れていたらもっともっと、娘への対応も変わっていた』という後悔が残っています。
働いている人がより優先度が高い。困っている人が入園するべき。
確かに世の中にはこういう風潮がありますが、それでも『目に見えない所で限界を迎えているお母さん』が利用してはいけないということはありません。
専業主婦だからというだけで、諦めず『自分と子供が一番よく過ごせる方法』をぜひ探してください。
専業主婦で保育園に預けられないか悩んでいるママ達へ
専業主婦だから、子供と真摯に向き合わなくちゃ。
専業主婦なんだから、子供と離れたいなんて思っちゃダメ。
専業主婦なんだから、保育園なんて無理・・・。
保育園に預けたいなんて怠けだ、子供と離れたいなんて母親失格だ。そんな風に自分を追いつめても、いいことなんて一つもありません。
自分の心がどんどんガサガサに乾いて、そしてどんどん子供がかわいく思えなくなって、転がるように気持ちの悪循環が起こってしまうだけです。
どうしても子どもと一緒に過ごすのが辛く感じたら、自分を否定するんじゃなくて『ちょっと離れてみるのもいいよね』と、自分を許してあげてください。
ママは十分頑張ってます。育児は果てしなく大変で、だからこそちょっと息抜きが必要なんです。
この記事が自分を追いつめ過ぎてしまうママたちに届くことを願って。
月城