今回は錦戸亮主演・月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』の詳しい感想と、ネタバレ、そして評価を書いていきたいと思います!
まだ視聴されていない方は、ネタバレなしの感想のみを見て視聴するかどうかを決めてください!
後半のネタバレアリの感想は、真相ももガンガンしていきますので、結局最後はどうなったの?事件の黒幕は誰だったの?という部分が気になるかたもぜひ読んでいってください!
トレース~科捜研の男~あらすじ
武蔵野一家惨殺事件の唯一の生き残りである 真野礼二(錦戸亮)は、事件の真実を見つけるために科捜研に入っていた。
刑事の『感』で動く現場たたき上げの刑事 虎丸(船越英一郎)と衝突しつつも、真実のかけらを見つけ出し事件の真相にたどり着くー。
トレース~科捜研の男~(ネタバレなしの感想)
事件一つ一つがあまりに救いがなく、悲しく、見ているだけで苦しくなるようなものばかりでした。
特に1話目の被害女性に対しての回想シーンは、立ち直ろうとした矢先に彼女が感じた絶望や理不尽すぎる現実に、目を覆いたくなるほどでした。
しかし犯人が捕まってなんとなく被害者が救われた気分になる刑事ものと違い、実際の事件はきっとこんな風に『後味の悪いものなのだろうな』とも思える作品でした。
ただ一番の物語の肝の部分は私の理解の範疇を超えていたので、その点も大きく人を選んでしまうかもしれない作品です。
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ここからはネタバレを含みます!!真相が知りたい方、最後まで見てどんな感想を持っているか知りたい方のみ読むことをおすすめします!
トレース~科捜研の男~最終回のネタバレ
武蔵野一家惨殺事件の真相がついに明らかになる。
真野の姉の胎児の父親は、なんと事件を共に追っていた兄の元担任である早川だった。
警視庁刑事部長である壇は、事件の黒幕ではあったが武蔵野一家殺人の実行犯ではなかったのだ。
そして元々兄たちをいじめていた2人は、壇にちいさな事件をもみ消す代わりに、壇から指示を受け兄をいじめぬいた。そして事件の実行犯となってしまった早川を精神的に追い詰めていったのだった。
そしてなぜ壇がここまで、真野の兄に執着していたか、、、、
それはアーチェリーの大会の後、映画館ではじける笑顔の兄を見た壇は「ものすごく興奮して忘れられなくなり、その笑顔を踏みにじりたくなった」という、まさかの理由だった。
そしてなぜ、真野に早川を近づけたのかという理由だがそれは「兄と同じように苦痛にゆがむ顔を絶望する顔を見たかったから」といったのだ。
武蔵野一家惨殺事件の真相は壇という一人の男の狂った欲望を満たすために起こった、類をみないほどひどい結末だった。
トレース~科捜研の男~感想と評価!
おすすめ度 :★★★☆☆
サスペンス満足度 :★★★★★
一言コメント :辛い描写に耐えられる人推奨
面白かったですが、万人向けておすすめできるかといわれると首をかしげる作品でした。
早川先生が殺害にかかわっているだろうとは思っただけど、壇が真野の兄をつけ狙った理由がまさかの『屈折しすぎた愛』というところが、正直私は気持ち悪さがのこってしまいました。
作品全体として、いくら真実の欠片を集め、真実が分かったんとしても、救いがなさすぎる結末が待っているので、事件が解決した後も心の中にもやもやしたことが残ってしまいます。
ドラマとしては、先の読めない展開、わからない動機など非常に引き付けられるものがありましたが、全体を通して人を選ぶ作品だなという感想です。
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