生活していくお金がない、借金で首が回らない、何を買うにしても残金を気にする・・・こんな生活をしていたら、気持ちが不安定になるのは当然です
今回は、そんな『お金がない』という不安から解放される考え方を綴っていきます!
『気持ちなんてどうでもいい!!現金が今すぐ必要だ!!』という方は、先に以下の記事をお読みください。
不安とは何か?
そもそも不安とは、人の中に備わった防衛本能の一つです。
夜中の山道を怖いと思わずズンズン進んでいったら、足を滑らせて崖からすべり落ちてしまうかもしれません。信号のない道路を渡る時、左右を確認しなければ、車に引かれてしまうかもしれません。
つまり不安とは、もともと持っていてしかるべき『自らの身を護る大切な反応』なのです。
しかし、その本能ともいえる反応が一定の数値を超えてしまうと、何にでもアンテナが反応してしまい、生活に支障をもたらすほどの『生きづらさ』を感じる原因のなります。
お金がなくて不安な気持ちの克服方法
お金がない現実をまず受け入れる
宝くじが当たらないかなぁ~。空からお金が降ってこないかなぁ~。そんな夢物語を考えているとしたら、まずあなたは『お金がない現実から、逃避してしまっている』ことに気づいてください。
現実逃避は悪いことではありません。
人は受け入れがたい苦境に立たされた時、精神の安定を保つために、防衛本能として逃避や乖離を起こすシステムが備わっています。
ただ、お金がないという危機的状況で、逃避ばかりしていても現実はちっともよくならないのも事実です。それなら、ぜひまずは『お金がない』という現実を正面から受け止めてみましょう。
そして、どのくらい足りないのか?どのくらいあれば生活はできるのか?具体的な数字を出してみましょう。
『いくら足りない』『あといくらあれば生きてはいける』こんな簡単なことを明確にするだけでも不安の一端を排除することができます。
何に対して不安なのか紙に書いて明確にする
今は問題なく生活しているけど、お金に対しての不安感が取れないという人は、まず自分が本当は何を恐れているかを明確にしてみましょう。
- 老後の生活をやっていけるかが不安
- ローンを払い続けられるかが不安
- 教育資金が今後どうなるかが不安
簡単に思いつくだけでも、お金のことに対して大勢の人が不安に感じることはこんなにあります。ではこの不安の共通点は何でしょうか?
それは、もしかしたら起こるかもしれない、未来に対して漠然とした不安を抱えているということです。
漠然とした不安は、明確な答えを出すことで軽減することができます。例えば
- 老後の資金は3000万円あると安心!じゃあ、3000万を65歳までに貯めるには今いくら貯金すればいいの?
- ローンが払えなくなる原因って何だろう?リストラ?病気?じゃあ、保険に入って夫婦で働く!
- 教育資金は1人300万欲しい!じゃあ、今やっている習い事を少し減らして進学のために使おう!
こんな風に漠然とした不安を紙に書きだし、自分が取れる対策を冷静に洗い出せば、不安を和らげたり取り除いたりすることはできます。
まずは騙されたと思って、心に貯まっているモヤモヤした気持ちをノートいっぱいに書きだしてみましょう。
こんなことで不安な気持ちがなくなるわけない!!といている人ほどぜひ試してみてください。
不安の正体を知ることは、不安をなくす一番の薬だよ!
キャッシュフロー表を作ってみる
お金の不安をなくすために、自分の家族のキャッシュフロー表を作るのもおすすめです。
キャッシュフロー表とは、お金の流れを10年20年単位で把握する、人生の設計図のことです。何年後にいくら必要なのか?どのくらい貯めておけば安心なのか?が一目瞭然となり、漠然とした不安から解消されます。
最初は入力するのが面倒に感じるかもしれませんが、書く前と書いた後では、お金に対する危機感の持ち方が全く変わるため心配性の人ほど、ぜひ実行してみてください。
日本FP協会でライフプラン表・キャッシュフロー表を作成できます!ぜひ一度作ってみてください!
お金がないならどうするかを決めよう
もしどう計算してもお金が足りない場合は、『稼ぐ』か『減らす』かどちらの方法をとるか考えてください。
稼ぐと決めたならパートでもいいですし、私のように在宅でブロガーやアフェリエイターになるのもいいでしょう。
現在小さな子供を育てていて、働くことが難しい、持病で働けないというなら、支出を減らして対処するのも方法です。
どちらにしてもお金がないのであれば、何かアクションを起こす必要があるため、自分はどちらの方法をとるのがいいのか今ここで考えてください。
在宅で仕事がしたいという人は以下の記事も参考にしてください。
主婦雑誌を読んでみる
お金の不安感が強い人ほど、ぜひ主婦向け雑誌を読んでみましょう。
主婦向け雑誌には同じようにお金がない事に悩み、そしてそこから脱出した人の体験談が豊富に掲載されています。
自分と似た境遇の人が、どんな方法でお金との不安に戦っていったのか?どうやって苦境を乗り越えたのか?を知ることは、大きな勇気とパワーをもらえます。
ぜひ毎日のやりくりに悩んでいる、夫がお金の悩みに協力的ではないという人は、『悩んでいるのは1人じゃない!!』ということを知るためにも、ぜひ主婦向け雑誌を手に取ってみてください!
おすすめは断然サンキュ! です!私自身も主婦になってから買い始め、擦り切れるまで読みました!最近はキラキラ系も多いですが、過去の刊行されたものは、本当に頑張っている方たちが多くたくさんのパワーをもらえました!!
図書館とかに行くと昔のものが読めるから、個人的には昔のやりくりヒストリーを読むのがおすすめだよ!
お金がなくて悩んでいる自分を絶対に否定しない
『お金がなくて悩んでいる』そんな自分自身を、否定することだけはやめましょう。
こんなにお金のことばかり考える自分が卑しいのではないか?何をするにも金額が気になってこんな自分に嫌気がさす。
そんな自分に自己嫌悪を感じているなら、今すぐその嫌悪感は間違っていることを認識してください。
お金に対して敏感になってしまっているのは、不安定な状況に置かれているから、脳と心が敏感になってしまっているだけです。そして、真面目でしっかりしているから、見えない将来に不安を感じてしまっているのです。
その日暮らしをしていても、借金をしていても、何とかなるさー!と楽天的に考える人は、現実を直視せず、そもそもお金がなくて不安という感情するら持つことはありません。
今のあなたの気持ちは、お金に対して真剣に考えているから沸き起こるものです。ぜひ自分自身を否定しないで、自分の不安を因数分解して一つ一つ対処していきましょう。
考える時間をなくす
お金のこと考える暇をなくしてみましょう。
漠然とした未来の不安を抱えてしまう人は、何かに没頭してそもそもぼんやり考える時間を減らすことが一番効果的です。
人はぼんやりしている時間ほど、余計なことを考えてしまい、そして考えこめば考え込むほど間違った答えを出すという性質を持っています。
考える時間を減らすとき、ちょっとしたお小遣い稼ぎやプチ懸賞などお金に役立つ子をしていると、効果はより期待できます。
不安とは、考えすぎるからこじらせてしまう一つの心の病です。ぜひ不安感が強いという人は、できるだけぼんやりする時間や考え込む時間を減らし、不安という感情から抜け出す策を講じてください。
収入源を増やす
『お金がない』というそもそもの原因を排除してみましょう。
そもそも収入源が乏しいから、もし夫がリストラされたらどうしよう。収入が減ったらどうしよう。という悩みが生まれます。
それなら副業を始める。アルバイトを増やす。資格を取りいつでも自営できる準備をする。妻も働く。といったセーフティーネットを増やせば安心できる要素は増えていきます。
収入源を増やすなんて簡単には無理でしょ!と思うかもしれませんが、クラウドワークスなどの多くのクラウドソーシングでは、【記事制作】350字100円!とか1文字1円4000文字(=4000円)の記事制作の仕事がゴロゴロしています。
また話題のYouTuberや、ライブ配信など、昔はなかった『新しい可能性広がる仕事』も現在は数多く存在しています。
不安なら行動してみましょう。行動して必死にもがいている時は、お金に対する不安も薄まります。成功すれば儲けものくらいで構いません。
お金がない不安で押しつぶされそうになるのならぜひ、自分の可能性を信じてあげてください。
私自身ブロガーとしてここまでやっていけるようになるとは考えていませんでした。文章書くのが好き!本読むのが好き!という人はぜひブロガーという新しい仕事にもチャレンジしてみてください!
支出を減らす
現在働くことが難しい、副業もできないという方で、そもそもお金自体が足りないという場合は支出を減らす方法をとりましょう。
ただこの時注意したいのが『心が貧しくなる減らし方をしない』ということです。ただやみくもに安いものだけを買いあさったり、半額の値引きシールの食品だけを買っていたりすると、心が買い物に満足せず『どうしてこんな虚しい事をしているのだろう』と、どんどん気力がなくなってしまいます。
そこで支出を減らすなら、ぜひ『ここにはお金をかける!!』という贅沢ポイント先に決めましょう。例えば、
- 給料日には焼肉か回転ずしをお腹いっぱい食べる!
- 雑誌は新品で発売日に買う!
- 大好きな漫画は、新刊で発売日に買う!
こんな風に先にワクワクすることを決めておくと、『このために今は我慢している』という支出の捉え方が変わってきます。
好きなことのために我慢するのと、とにかく我慢するのとは、同じように見えて心に書ける負荷は数倍の差があります。
ぜひお金がないから物を買わない。のではなく、お金のメリハリをつけるために倹約している!とポジティブな気持ちを持ってみましょう。
ちなみに上に書いたここにはお金をかける!というのは月城家が実践していたことです!
あの頃は本当に月1回の外食が楽しみで仕方なかったね~
お金がない不安から解放されないとどうなる?
さてここからはちょっとだけ怖いお話です。お金がないそんな不安を抱え続けると、どんなことが起こるのか少しだけ紹介していきます。
実際にお金がない度合いによって、ここは大きく変わってきますが『お金がない』と思う続けることが、どれだけ体と心に負担をかけるかをぜひ実感してください。
体を壊す可能性
お金がない・お金がない・・・・。例えばその状態が生活できない・毎日のご飯を食べられないほど切迫している場合は、十分な栄養が取れずそもそも体を壊す可能性があります。
またお金がないから節約しなくてはと、もやしや油ものばかり食べていても当然同じように体に不都合が生じてしまいます。
お金とは、生きるために水や酸素と同様に必要不可欠なものといえます。
心を壊す可能性。
不安な状態が長く続いたり、不安定な気持ちが続くと、うつ病や強迫性障害など深刻な心の病気を招く可能性があります。
不安の中には自己防衛本能といった当り前に生じる不安以外に「病的な不安」というものが存在します。
毎日生活はできていて、貯金はできてるのに『もし今泥棒に入られたらどうしよう・・・』『今家が吹っ飛んだらどこで暮らそう』など、考えが飛躍していると感じるのに考えることがやめられない場合は、『病的な不安』に陥っている可能性も視野に入れてください。
病的な不安がある場合は、心療内科・精神科に受診してください。
病的な不安は、病気だよ。カウンセリングや薬物療法で、不安という感情と向き合っていこう。
人格を壊す可能性
お金がない不安な状態が長く続くと、そもそも性格自体が変容してしまうことも考えられます。
昔は明るくて元気な娘だったのに、結婚した夫が定職に就かず苦労していたらしく、久しぶりに同窓会であったら人相が変わっていた。
起業して頑張っていたのに、不況の煽りで倒産して借金を抱えたら、見る影もなくなっていた。こんな話はそれほど珍しいものではありません。
一度壊れてしまった人格を戻すことは、大変な時間と努力が必要です。
まとめ
お金が不安が膨らんでしまうと、夜も眠れない。生きた心地がしないというのは当然です。
だからこそぜひ、自分のどの程度困った状況に置かれているのか、いち早く理解し、自分の不安の原因把握し、不安の解消法実行してみてください。また物理的にお金がない場合は『お金がない時の試したい方法27選!緊急度別に紹介!! 」を参考にして、お金がない状態からの早期の離脱を目指してください!!
ここまで長い記事をお付き合いいただきありがとうございました!
月城
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