今回は少女漫画の中でも映画・ドラマで実写化された作品を、ランキング正式で紹介していきます。
原作と漫画どっちが面白かった?この実写化は成功だったの?という疑問に100%答えていくため、原作が好きだからこそ、実写化を見るのが怖い人は、ぜひこのランキングを見てから視聴をしてみてください。
また実写化された作品が好きな人はぜひこの機会に、原作はどうなっているのか?など好きな作品の新しい一面に触れてみましょう。
今回紹介した作品の多くの作品がランクインしている少女漫画おすすめランキングも書いているので気になる方はそちらもどうぞ!
以下のルールに従ってランキング形式にしていきます。
- 少女漫画で実写化された作品のみのランキングです。(ただし女性誌とは境目が難しいため少女漫画の基準は月城の判断です)
- 映画・ドラマなど形式は問いません。
- あらすじは実写化された作品のあらすじです。(原作のあらすじではありませんので混同しないよういお願いいたします。)
- 実写化失敗と感じる作品は、選外として失敗作へ順不同で並べていきます。
- ドラマ・映画両方で実写化された作品は、よかった作品のどちらかだけをランキングに入れ、もう片方はコメントのみとします。
- 月城の独断と偏見です。その辺りはご容赦ください。
目次
少女漫画実写化おすすめランキング 1位~10位
1位 のだめカンタービレ ドラマ
漫画を実写にしたからこそ、作品の良さがより広がった傑作です。
不思議だけど天才的なピアノの才能を持つのだめと、俺様気質で同じく天才の指揮者千秋の、夫婦漫才のような切れのあるボケとツッコミも見事に再現されていました。
原作で表現できなかった実際の演奏を、ドラマだからこそ耳で聞くことができ、ギャクが多くキャラが濃い面々も、奇跡のキャスティングで成立させています。
原作を丁寧に丁寧に描写しているため、熱烈な原作ファンとしても、とても温かい目で見ることのできる作品でした。
のだめたちに笑い、音楽に全力を傾ける彼らの情熱に感動し、最後の演奏には感動の拍手を惜しみなく送りたくなる作品です。
ズバリ原作越え!?
ズバリ原作を超えた作品です。のだめカンタービレは私の少女漫画史上10本の指に入る特別な漫画ですが、それでもこのドラマは原作を超えたと断言できます。
原作ではどうしても伝えられなかった、実際のクラシックとそれを囲む変態だけど音楽には誠実な面々は、奇跡のキャスティングとしか言えません。漫画もドラマも映画も全てが面白い世紀の傑作です。
2位 ちはやふる 上の句・下の句・結び 映画
競技かるたに情熱をかける3人の青春物語です。上の句、下の句、結びと3部作となっており、千早・太一・新の三人の成長を肌で感じることができました。競技かるたというあまり知られていない競技を、『手に汗握る』熱戦へと誘ってくれる映画の実力には脱帽です。結びはおそらく映画史上に残る名作といえます。
ズバリ原作越え!?
どちらも同じくらい熱い作品でした!映画からは実際の会場の息遣いが聴こえてきそうな緊迫感があり、そしてシーンを盛り上げるBGMの良さ、千早役の広瀬すずさんの演技力には脱帽しました。おそらく映画から入った人は、原作を読んで夢を壊したくないと思うでしょうし、原作から入った人は映画もめちゃめちゃ面白かった!と感動できる仕上がりになっています。
3位 花より男子 ドラマ
格差ラブコメの最高峰です。おバカだし俺様だし、最初はいいところなしの道明寺ですが、つくしを一途に想い続ける所や、表情に感情が駄々洩れのところがどんどん司を可愛くいじらしく感じてしまいました。
財閥の御曹司との格差のある恋や、類(小栗旬)といったライバルも加わり最後まで、2人がどうなるのかハラハラする展開が楽しめる名作です。
ズバリ原作越え!?
甲乙つけがたい作品です!どちらから読み始めても、違和感なく世界観に入ることができ原作から先に読んだ人は配役のうまさ(特に松潤と真央ちゃん)に感動し、ドラマから入った人は原作のつくしと道明寺に必ずまたドキドキさせられるはずです!
4位 君に届け 映画
キスすらないのにこんなにときめける映画はなかなかありません。高校生という学生生活の中でも一番キラキラ瞬間を、優しい恋や温かい友情にフォーカスして表現しているので、大人が見ると心が「浄化」された気分になる作品でした。
ちょっと疲れた時に見ると元気を分けてもらえる作品です。
ズバリ原作越え!?
原作越えとはいかないまでも、優しい風が駆け抜けるような気分になる映画でした。原作は30巻で完結しさらに、どこまでもピュアな展開に心が浄化されるような作品でしたが当然2時間の映画ではそこまで表現しきれてはいませんでした。
ですが十分爽子の純粋さ、風早のカッコよさ、そしてそんな二人の今だからこそできる『眩しいくらいピュアな恋』が十分伝わったため、原作を超えてはいなくても充分おすすめできる映画です!
5位 パーフェクトワールド~君といる奇跡~ 映画
多くの人に実際に見て欲しいと感じる作品でした。脊髄損傷をして一番の問題は『足が動かなくなること』ではなく『下半身が痛みを感じないために起こる褥瘡や重篤な合併症』なんだ、といった知らないことが山ほどありました。
そして、お互い『好きだ』という気持ちだけでは乗り越えられない困難が、こんなにもあるのかと、見ているこちら側が樹の背負ったものの大きさ辛さに押しつぶされそうになりました。ただの恋愛ドラマではなく社会派の一面にも目を向けたい作品です。
ズバリ原作越え!?
とても評価の高い映画作品ですが。私は原作派です。やはり映画の時間の中では、納まりきれず省いてしまっているシーンや、映画ということで少しぼかした表現がより残念に感じてしまいました。より多くの人にこの作品を視聴してもらうことの意味は計り知れないと思うため、原作を読んだ側としては満足ではありませんが、1人でも多くの人がこの作品に触れて欲しいと感じる作品です。
2019年4月からドラマ化されているので、そちらが良かったらこちらの映画化と差し替える予定です!(ドラマなら時間が長い分ちゃんと表現してくれることを期待!)
6位 ダメなわたしに恋してください ドラマ
自己肯定感の低さから年下の恋人に貢ぎ、取柄もないので転職活動もうまくいかず、ダメダメ女っぷりがひどいミチコですが、元上司の黒沢に出会うことで少しずつ変わっていきます。
上司でいる頃は、本当に嫌な部分ばかりが目についた黒沢ですが、喫茶店でミチコを雇い始めると、わかりにくい不器用な優しさや気遣いに悶えることになります。ミチコのどこがいけないのか、どうしなくてはいけないのか厳しくもしっかり教えてくれる黒沢に惚れる作品でした!
ズバリ原作越え!?
原作越えはならず!原作のダメダメぶりが深キョンで緩和されているのがもったいない!こんないい女だったらほっとかないでしょ!と思ってしまうのです。また原作はその後の二人を描いた続刊も発売されているため、ダメ恋にハマった人はぜひ原作も手に取ってほしい作品です。
7位 カノジョは嘘を愛しすぎている 映画
正体を隠した恋の結末に震える作品です。ただ苦しくて、ただ逃げたくて、ただすがりたくて理子に手を伸ばしてしまった秋が、気持ちが本物に変わっていくほどに『嘘で作られた秋』自身に苦しんでいる姿に胸が軋みました。ただラストシーンンは少しわかりにくすぎるなと感じてしまったのが残念でした(スッキリ終わるほうが好き派です)
ズバリ原作越え!?
原作越えとはいかなかったまでも佐藤健さん演じる秋に惚れてしまいそうになりました。原作でも超絶かっこいい秋ですが、佐藤健演じる秋もこれは理子じゃなくても惚れちゃうくらいの色気がありましたね!原作のラストに比べてふわっとしてしまったのが残念だったので映画で消化不良の人は原作を読むことを強くおすすめします!!
8位 ホタルノヒカリ
干物女のラブコメディです。布団の半径1メートル以内に必要なものを置いておいたり、でも外では頑張って外ずらを被っていたり、端々で蛍に共感してしまい思わずうなずいてしまいます。やたら潔癖気味のぶちょと雨宮のやり取りにも、ときめかずにはいられません。蛍がホッとできるぶちょを選ぶのか、憧れで好きな相手の手島を選ぶのかにも注目です!
ズバリ原作越え!?
甲乙つけがたい作品です。ドラマは丁寧に原作を取り入れてくれているので、蛍もぶちょもとても自然に自分の中に入ってくる作品でした。手島君のみ少々違和感は(演技力の問題で、、)がありましたが、総合的に両方が共生できる素敵な作品です。
9位 ライフ ドラマ
社会派学園ドラマです。いじめを隠ぺいする学校や教師の体質、そして壮絶ないじめの描写に何度も目を覆いたくなる場面に出くわします。
ただそんな壮絶で自分だったら絶対に折れてしまう苦境に立たされても、自分の運命を自分で切り開くことのできた歩に最終回にはただただ尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。今学生の人、そしてその親に古い作品ですが見て欲しい傑作です。
ズバリ原作越え!?
さらに過激で陰湿ないじめのシーンに耐えられる人は原作も読んでみることをおすすめします。どちらがいいとはこの作品に限っては言えないのですが、もっとおどろおどろしいものを見たいとしたら原作を読んでみるのもいいかもしれません。
10位 5→9 私に恋したお防さん
高嶺さんの不器用だけど純粋に潤子を慕う気持ちに、何度もときめいてしまいました。ただ高嶺の気持ちは嬉しいとは思いつつも、一般人ならやっぱり突っ込みたくなるお坊さんの生活には、石原さとみならではの潤子節が飛び出して、声を出して笑ってしまう場面も何度もありました。原作はもっとドロドロしているので、ドラマが好きな人はドラマだけにしておくことをおすすめします!
ズバリ原作越え!?
好感度から行くと原作を超えました!どちらかというと、大人の展開が繰り広げられる原作は、純愛というより『見栄』とか『立場』とか『快楽』とかが先立ってしまって、ドラマから入るとおそらく違和感の塊になってしまいます。原作も原作で良さがありますが今回はドラマに軍配が上がったと感じました。
少女漫画実写化おすすめランキング 10位~20位
11位 僕らがいた (上下)映画
青春時代のキラキラした映画ではなく、逆に学生だからこその歯がゆさやもどかしさを感じる作品でした。前編では高校生の時の二人の恋模様を、後編では大人になった七海と矢野の二人の話が主軸となります。
こんな悲劇があっていいのか?こんなに悲しい現実があっていいのか?何度も画面に問いかけ涙が流れて止まりませんでした。
ズバリ原作越え!
原作を読んでから映画を見たのですが、原作が好きだからかしっかり泣かされてしまいました。1本の映画として上映するのではなく、上下を分けるやり方で丁寧に原作をなぞっている脚本は原作越えとはいかないまでも賞賛に値する映画といえます。
12位 花ざかりの君たちへ 〜イケメン♂パラダイス〜 第一期 ドラマ
イケメン逆ハーレムドラマです。憧れのハイジャンパー佐野が、ある日飛ばなくなったことをきっかけに瑞樹は単身アメリカから、帰国子女として男子校に乗り込みます。
色々あってこっそり佐野には女だとばれてしまっているのに、頑張って男っぽく振舞ったり、佐野が原作よりもずっとクールなところも萌えました!原作も面白いですが、ドラマだからこそできる本当の逆ハーレムがここに有りです!
ズバリ原作越え!?
惜しい!!だけど両方ともいい作品!原作よりもかなりはっちゃけた方向に行っていたドラマですが、今振り返るとこの作品だけで現在は主役をはれる役者さんが複数登場するのだけでも超貴重といえます。原作はもう少し少女漫画らしい瑞樹の心境の変化や佐野の心理描写が丁寧なので、トキメキ少女漫画が読みたい時にどうぞ!
13位 メイちゃんの執事 ドラマ
乙女の夢の詰まったドラマです。執事と通うことが当たり前の超お金持ちが集まる高校に入ることになったメイが執事に助けられつつ、ハチャメチャの学園生活を送っていきます。こんな風に助けられたい!こんな風にお姫様みたいに扱われたい!という夢が詰まった作品なので現代の世に疲れた女性におすすめです。
ズバリ原作越え!?
原作とドラマは設定を変えた別物としてとらえたほうが無難です。絵柄的にも少女漫画というより、もう少し小さな小学生がトキメク様なイメージなので、大人の女性には物足りなさを感じてしまいます。
14位 僕の初恋を君に捧ぐ
終わりが決まっているのに、それでも涙せずにはいられない作品でした。人の命には期限があって、誰だって「死」は避けては通れないはずだけど、それでも自分の愛する人の命のリミットを知ってしまう繭の心情や、悪いとはわかっていたけど愛する人がいて自分が先に死んでしまう現実を突きつけられた時、自分ならどうするだろうか?と考えずにはいられません。
ズバリ原作ごえ!?
健気で切ない立場の繭を演じる井上真央さん、そして悲劇のヒーローのはずが穏やかな笑みを浮かべる逞を演じる岡田将生さんが、はまり役で原作を知っていたのに涙を抑えることができませんでした。ラストシーンを彩る平井堅さん歌も合わせて、原作よりさらに泣けてしまう作品です。
15位 センセイ君主
トキメク恋メク10代女子たちが、楽しく恋愛をする物語です。先生に一目惚れしちゃうあゆですが、すぐに告白するもクールな弘光に全く相手にされません、。めげずに何度も何度もトライするあゆが「絶対先生をおとしてみせます!」と意気込むと『そこまで言うならおとしてみなよ」と宣誓布告を受けるのでした。
前半はコメディータッチですが、後半はグッとくるシーンもあり映画単体としてなら楽しめた作品でした。
ズバリ原作越え!?
原作とは別物として楽しむことをおすすめします。原作を読み楽しみに映画を見ると、少なくとも私は画面をたたき割りたくなりました。原作の設定だけを残した別の作品として楽しめば、笑いあり、胸キュンあり、最後にはちょっと胸熱な展開ありとして納得することはできました。原作未読、竹内涼真君好き!という人には楽しい作品なので、その点も踏まえて視聴することをおすすめします。
16位 PとJK 映画
本来なら一番ときめくはずの結婚までの過程がまさかのちょびっとで、その後の二人の内緒の新婚生活に重きが置かれています。女子高生だからいけないとわかっているのに明るく優しいカコに惹かれていく功太や、そんな功太が大好きだけど自分が幼いことも自覚しているカコの二人が、成長して夫婦になっていく姿は普通の恋愛映画ではなく、成長譚として微笑ましく視聴できる作品です。
ズバリ原作越え!?
個人的には原作を超えて好きな作品です。原作はどうしても最初の方は理解に苦しむところが多く慣れませんでしたが(特に功太の行動)、映画は亀梨君演じる功太の哀愁漂う雰囲気に、色々な説得力が生まれていました。原作も巻数を追うごとに面白くなっていく作品なので、映画が好きな方は原作も一度手に取ってみてもいいかもしれません。
17位 ひるなかの流星 映画
乙女のドキドキを凝縮した映画です。自分以外の女の子とは話せないイケメンの同級生と、何かと優しく気にかけてくれるイケメンの担任。こんな二人に挟まれて迫られたら、そりゃあ誰だってこうなるよね!!っと思ってしまいます。ただ先生の描写に粗が目立つため、映画の中でもリアリティーを求めるタイプなら冷めてしまう作品です。
ズバリ原作越え!?
残念ながら原作越えならず!原作はもっと獅子尾の気持ちの描写が、あったせいですずめに思いを抱いたりちょっとイチャイチャしちゃうのは納得できるのですが、映画のような感じだと「ばれちゃうよ?」「大丈夫?」と何度も思ってしまいそこが一番萎えてしまいました。最初からその辺りに目を瞑るつもりで視聴すれば、ちゃんとときめける映画ではあります!
18位 イタズラなKiss~Love in TOKYO~
ドタバタラブコメディ―です。おバカだし、ドジだし、早とちりだし、いいところがないけど素直で一途でかわいい琴子に、ツンドラ青年の直樹が少しずつ少しずつペースを乱されているところが、なんともときめかずにはいられません!
ズバリ原作越え!?
惜しい作品です。ドラマの入江君は冷たいのですが、原作の入江君はさらにもっと冷たいのでその冷たい心を琴子が溶かしたところにもっと感動できました。またドラマでは二人が結ばれるまでを描いていますが、漫画ではその先の方が長いのでその点も『夫婦』になっても琴子と入江君のままの二人を楽しむことができました!
19位 今日のキラ君
キラ君の抱える秘密を守りながら、それでもキラ君を変わらず好きでい続けるニノに涙させられます。限られた時間だからこそ、輝く流星のようにきらめく時を生きる二人の恋は大人の私には眩しすぎるくらいでした。ときめきたい時、ちょっと泣きたい時に視聴したい作品です。
ズバリ原作越え!?
原作を超えてはいない作品です。ただ、わかってたけど知ってたけど、私は涙が溢れてしまいました。ニノの苦しい気持ちや、キラ君の絶望にも近い気持ちはやはり映画の短時間では表現しきれていないので、もし映画が面白い!と感じた人はぜひ原作にも触れて欲しいと強く感じる1作です。
20位 黒崎くんの言いなりになんてならない
ドS王子と笑顔爽やか腹黒王子に翻弄されるお話です。実際にやってしまうとアウトな内容なのに、イケメン二人が笑顔でやるからこそ少女漫画の世界観を壊さずにできているだと感心しました。ただ原作を読んでいると黒崎役の中島さんはドSっぷりが足りずにちょっと物足りなさがあったのが残念でした。好きな男の子には無茶苦茶にされたって構わない!!という女性は見ていると楽しい展開が待っていますよ!
ズバリ原作越え!?
原作越えはならなかった作品です。白王子の千葉雄大さんは正直吹き出すほど配役がはまっていましたが、肝心の黒崎君のパンチが足らず私は物足りない作品でした。(原作はもっとだいぶドSです)そのままを映画化して問題にならないかはさておき、やるなら振り切ってほしかった惜しい作品ですね。
少女漫画で実写化での失敗作品
花のち晴れ ドラマ
人によるとは思いますが、花男のセカンドシーズンとして売り出すべきではなかったと思った作品でした。花男はあくまでつくしと道明寺の一途な恋だからこそ、応援できたのですが、花にはすでに天馬君というパーフェクト婚約者がいての話だったので私には『天馬君可哀想』『略奪愛萎える』という気分を持ち続けることになってしまいました。
原作ではもう少し花の心の様子が分かる、内容になっていたのでこの部分の折り合いをもっと視聴者にも丁寧に描写してほしかったと感じる作品でした。
L♡DK 映画
最初から二人の気持ちが決まっているので、ドキドキとかハラハラとか恋愛映画に必ず欲しい何かが欠けてしまっている映画でした。
恋愛もので私が一番萎えてしまうのは『好きになった過程がスッとばされていること』なんですが、それが見事にダイジェストのようになっていたことに苛立ちしかありませんでした。原作はあくまでそのあと色々なことが分かるのですが、映画の限られた時間ではこうするしかなかったってことなんでしょうが、じゃあ映画にしなくてよかったんじゃない?と思わずにはいられない作品でした。
近キョリ恋愛 映画
漫画で読むと面白いのに、映画にしてしまうと『笑えないギャグ』になってしまうシュールな作品でした。先生との恋愛ものはある程度生徒と教師という事にポーズでも苦しまないと、もう大人になったら作品に入り込めないという事がよくわかりました。主演は山下智久で、配役も悪くはなかったのに本当に残念な作品です。
アオハライド 映画
好きな作品だからこそ、許せなかった作品です。現在は活躍していて大好きな俳優と女優になっている双葉役の本田翼と洸役の東出昌大さんですが、本作の演技は首を傾げるばかりでした。
原作を読んでいる多くの人が、おそらく映画には感情移入できなかったのではないかと思います。(その他わき役もすごいのですが、やる気のない洸の演技がどうしてもだめでした)
ストロボエッジ 映画
クラスで人気者の男の子を、中の中くらいのヒロインが好きになる学園青春ものです。最初から蓮には恋人がいたり(主人公は要するに略奪する)それでも好きになったらしょうがないっといったテイストで進んでいくのが、原作はもう少し丁寧にそこまでの描写が描かれているですが、映画のコレだの説明だとちょっと色々納得できませんでした。原作好きならカットされすぎた部分に対して不満が止まらない作品です。
ヒロイン失格 映画
寒い!痛い!寒い!原作もコメディータッチなのに、なぜかさらにコメディー色を強くしてしまったせいで、ギャク映画のような仕上がりになってしまっています。あとは、はとり(桐谷美玲)が勘違い女&どっちつかず女になってしまっているので、主人公に好感を持てない点が本作の最大の問題点です。
月城一押し!実写化してほしい少女漫画
7SEEDS 完結
人類が滅亡した世界に残された、たった7粒の種たちが力強く生きる物語。
滅亡した世界で、サバイバル生活を余儀なくされた春・夏AB・秋・冬の5つのチームが、何度も窮地に立たされながらもたくましく生きていきます。滅亡した世界はこんな風になる、追い詰められた人間の心理はこうなるんだと、作中に何度も泣いてそして背筋が凍りました。
映画なら3部作ぐらいにして、しっかり作ったら世紀の傑作になるんじゃないかと期待している作品です。
凪のお暇 続刊
サラサラヘアに、無理したキラキラ女子力、横柄な彼氏という自分の持ち物全て捨てて、お暇生活に入った凪ちゃんのお話。
疲れている現代人に凪ちゃんと同じように、周りに合わせているからすり減ってしまうが多い中、きっと凪ちゃんに共感できていしまう人は多いはず!そして全然伝わってないけど、凪ちゃんのことが大好きな元カレの我聞は、実写化したらもう絶対ときめくしかないと思っています!まだ5巻なのでもう少し巻が出たら、絶対に実写化すると感じている作品です!
※追記
この記事を書いたのが2019年4月なんですが、なんとその数か月後にやっぱりドラマ化になりました!!まだ現時点では最終回を迎えていない凪のお暇がどんな風にドラマで描かれているのか楽しみです!ドラマについては以下の記事も読んでみてください!最後まで見たらランキングに入れちゃいます!
番外編 小説の実写化でおすすめ作品
植物図鑑 運命の恋ひろいました
不思議な関係の二人が紡ぐ泣けるラブストーリーです。「野草狩り」と称して土手の草花を摘みに出かけ、それを調理して食べる二人の様子にお腹がすいてしまいました。
樹のことを好きになっていく自覚はあるのに、素性どころか苗字すら知ることのできないさやかの焦りが痛いほどわかります。ラストまで温かい雰囲気が続く優しい映画です。
ズバリ原作越え!?
残念ながら原作は超えられませんでした。原作では樹が本当に、本当に苦悩しているところが伝わってくるのですが、残念ながら映画の樹はある意味綺麗すぎました。
好きになる予定じゃなかった、何ならちょっとだけ利用する気だったさやかへの気持ちの葛藤を見たいなら、ぜひ原作小説を読むことをおすすめします。
少女漫画実写化まとめ
こうやって書いてみると、実写化された作品って本当に多いんですよね~!
ただ特に原作が面白い作品が、絶対に映画も面白くなるわけじゃなかったり、そこまで漫画で面白いと感じていなかったのに、映画やドラマ化して音楽や役者さんが入ると急に面白さが増したり、やっぱり同じ作品でも見せ方次第で可能性は無限大だな!!と感じる今日この頃です。
あとはやっぱり、巻数が長く出ている作品を映画化するのは、リスキーだなと今回書いてて何度も感じました。長く巻数が出ている作品はそれだけ長い年月ファンが愛してきたからこそなので、そこで大事な場面を端折られるとめちゃくちゃ萎えちゃうんですよね、、、。
こちらの記事は、新作映画やドラマを視聴したらどんどん追記していくので、またぜひ時々遊びにいらしてください!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
月城
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